こんにちはフロントエンドエンジニアのまさにょんです!
今回は、DockerでAlpine Linuxの環境を構築する方法について解説していきます。
目次
DockerでAlpine Linuxの環境を構築する方法
Alpineとは?
Alpineは、軽量なLinuxディストリビューションの1つで、Dockerコンテナなどのコンテナ仮想化環境での使用に適しています。
ちなみに、Alpineの読み方は「アルパイン」が一般的らしいです。
Alpineは、約5MBのイメージサイズで、その軽量性から、Dockerイメージのサイズを最小限に抑えることができます。
そのため、Dockerコンテナでのアプリケーション開発や実行には、Alpineがよく使用されます。
また、Alpineは、BusyBoxユーティリティをベースにしており、システムのメモリ使用量を最小限に抑えるために、バイナリファイルの代わりに多くの機能を単一のバイナリで提供することが特徴です。
DockerでAlpine Linuxの環境を構築する
次のコマンドで、Alpine環境を構築できます。
docker run -it alpine sh
上記のコマンドではalpine
イメージを使用して、新しいDockerコンテナを作成し、TTYを有効化してシェルを起動しています。
-it
オプションにより、標準入力と出力(コマンドライン操作・応答)を有効にしており、これによりユーザーがコンテナ内のシェルを操作できます。
sh
はシェルを起動するコマンドです。このコマンドで、Shellと対話モードになります。
ちなみに、Macでもsh
コマンドは使え、Linux-Shellとの対話モードが使用できます。
またbash
コマンドでBashとの対話もできます。
Alpineでのパッケージ・インストール
Alpine Linuxでコマンドをインストールするには、apkパッケージ管理システムを使用します。
apkを使用する際は、まずapk update
コマンドを使用して、パッケージリストを最新の状態に更新します。
apk update
その後、必要なパッケージをインストールしていきます。
apk add curl && apk add tree
Dockerで気軽にLinux環境を試す
今回、DockerでAlpine Linuxの環境を構築する方法を紹介したのは、Mac や Windowsで、気軽にLinux環境を試すのにDockerでAlpine環境を構築するのは最適だと思ったからです。
Linuxならではの動作確認やコマンドの実行などを気軽に試したい時など、Dockerで試す環境を作ってみてください。